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セラマージュデュオ


 

 

ハイブリッドレジン市場は2006年をピークに著しい減少傾向にあったものの、長期予後から

極端な硬度を有する咬合面用マテリアルによる弊害が報告されました。

 

その結果、エナメル質と比較してあまり大差が無く、セラミックスに近似する曲げ強度を有し

ながらも、レジン特有の靭性を内包し、従来の欠点を克服した新たなハイブリッド系レジン材料

の登場が期待されていました。

 

その世界最高峰の曲げ強度を有する新しいハイブリッド系レジンが「セラマージュデュオ」である。

 

三点曲げ試験.jpg曲げ強度B.jpg

表01a,b 曲げ強度の比較図:現状、世界最高峰の数値を示している。

 

「セラマージュ デュオ」は歯冠部だけでなく、歯肉の再現においても有意性が大きい。

 

下図の症例は、エンデュラ人工歯排列、歯肉形成を施したオーバーデンチャーの唇側前庭部を

カットバックし、「セラマージュ デュオ」を築盛しました。

 

質感や色調が口腔内に調和することは勿論、高い耐久性と表面滑沢性はプラークの沈着を回避し、

長期的な審美性の持続が期待できよう。

 

38.jpg  40.jpg  


37.jpg  

図01a,b,c,d,e AGCドッペルクローネオーバーデンチャーの唇側前庭部をカットバックした後、

「セラマージュ デュオ」を築盛した

「臨床例提供:林昌二先生(神奈川県横浜市;神奈川歯科大学付属横浜クリニック
インプラント科、高度先進口腔医学講座)」

 

既に我が国に到来している「超高齢社会」では、患者様自身または介護者が容易に取り外し可能で

口腔内のケアも簡便な「AGCドッペルクローネオーバーデンチャー」の普及は必須であろう。

 

対合エナメル摩耗量.JPG 

             表02a,b  対合エナメルの摩耗量および破断エネルギー

 

 

【自家製人工歯を用いたボーンアンカードブリッジの製作

 

111.jpg148.JPG   

図03&04 前歯部排列と臼歯部蝋堤の完成:咬合平面や顔面正中等の確認と完成

「臨床例提供:副島隆太先生(長崎県雲仙市開業;まき歯科あづま )」


 

ハイブリッドレジンは簡易な作業工程で感覚的に色調再現を可能としている他、チェアサイドでの

修理が容易と数多くの利点を内包している。

 

セラマージュ デュオ」は従来のハイブリッドレジン製品の欠点を克服しながらも、簡便性や干渉機構

といった利点を継承しているため、特にインプラント補綴装置の咬合面マテリアルとして

今後に大きな期待を寄せている。

 

使用した光重合器および熱重合器:   

      

図06a-ソリディライトV.gif      図06c-ヒートボックス_ドア空き-1.gif

           ソリディライトV                 ヒートボックス

 

使用した光重合器およびPMMA(アクリル)用インジェクターおよび重合器:

 

フィットレジン インジェクター.gif      フィットレジン マルチキュア.gif

          フィットレジン インジェクター       フィットレジン マルチキュア

 

                                      製作担当:グロース主任 瀬 直

 

詳細は下記の文献をご参照くださいませ。

執筆:高瀬 直,監修:大畠一成/New Materials & Method/前編 理工学的性質とワークフロー
新しい高強度ハイブリッドレジンの優位性を検証する−『セラマージュデュオ』の特性と臨床応用
医歯薬出版.『補綴臨床』東京、2017,03月、Vol.50,Nr.02

執筆:高瀬 直,監修・解説:大畠一成/New Materials & Method/後編 臨床応用の実際
新しい高強度ハイブリッドレジンの優位性を検証する−『セラマージュデュオ』の特性と臨床応用
医歯薬出版.『補綴臨床』東京、2017,05月、Vol.50,Nr.03

 

 

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