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ジルコニア補綴装置(アルミナコーピングも含む)の接着については、 手技工程から使用材料に適用するワークフローがとりわけ重要です。 間違った手順や材料によって、口腔内で良好な補綴装置を破壊してしまうことにもなりかねません。
そこで、使用すべきプライマーや接着用レジンセメント等を網羅し、次にそれらの取扱いを表記します (ここでは松風社製品だけを取り上げています)。
【使用材料】
さて、接着手順や材料を表記したものが下の図ですが、我々は1つのシステムによる接着を推奨している ことから、一例として、ここでは松風社の接着システムをご紹介します。
また、補綴装置の種類によっても相違はあるものの、例えばここでは「ハイブリッドレジンやプレスセラミックス等の ラミネートベニヤ 」の処理方法を下に表記します。
*注意: 「ジルコニアラミネートベニヤ」に関しては、上記した表のうち、 補綴装置被接着面処理:「ポーセレンプライマーの塗布」を 「AZプライマーの塗布」に変える必要があります。
つぎに、接着する口腔内の支台歯の種類に応じて、使用するプライマーが異なり、下表に則した処理を行う ことが重要となります。
それぞれの支台歯でレジンコアやセラミックスコアは「ポーセレンプライマー」 、 メタルが「メタルプライマー」による10秒間処理、 天然歯質には「レジセムプライマー」の20秒間処理と記憶しておいてください。
最終的には、全て一種類の「レジセムペースト」によって接着します。
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