ホワイトニングを予測した歯冠
色調分析とセラミックスの製作 |
★先日、私はホワイトニングに関する「BLOG」を書きましたが…… アクセス数がなんと「300件」を軽く超えましたので、皆様のホワイトニングに対する関心度の高いことが理解出来ました。 先行してセラモメタルクラウン (Vintage Halo : 松風社)を製作するケースを御紹介したいと思います。
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● 上はホワイトニングを想定して明るい色で製作したセラミックスのクラウンとそれを装着した口の中のホワイトニング前の状態です。 ここでは、まだ隣接する歯は暗めで、側切歯のCR充填も終わっていません。 また、歯頚部に多少強めの豐隆が認められ、歯肉への圧迫(少し暗くなっている部分)があったために、 この部分をすこしフラットに修正を行いました。
● 専門的には、「前歯部がA4より色濃度が濃いことから、予めホワイトニングを想定した1.5〜2.0ランク明るい色濃度であるA3.25の基本色 にてセラモメタルクラウンを製作しました。
ただし、ホワイトニング後に多く観察される切端部内側のブルーなエナメルを Blue Translucent陶材、 また、歯冠表面の脱灰による乳白色の部分には、Opal Occlusal + Opal Miky + Orange陶材の調合によって表現した。」と言うことです。 |
● つぎに、歯牙をホワイトニングし、中切歯2本をセラミックスによって修復、側切歯のCR充填を新しくすることによって、 「白く美しい歯」が蘇るのです。(上部写真)。 |
● 術前は上部写真左のように、臼歯部の比較的に明るい色(専門的には、「色濃度3のケース」)に対して、 前歯部は色が暗い(専門的には、「A4より色濃度が濃いケース」と言えます)ことから 前歯部にホワイトニングを行う計画を立てました。
上部写真右のAGCゴールドキャップ(Wieland社 :日本輸入元 大信貿易社)… 99、98%ゴールドで出来ているのです。
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