●ヒトの生体には、本来あってはならない物質の進入を拒否し、
また細菌の侵入を防ぐ免疫反応を起こさせる働きがあります。
そこで感作(アレルギーなど抗原抗体反応のことを指し、アナフィラキシー状態等も含まれる)
されるときわめて少量の原因物質(アレルギーを起こす金属)と接触するたびに
皮膚炎などを引き起こすことになる。
●ヒトの身体では異物として認識され、その次の侵入を防御する記憶を上記にように
感作(かんさ)と呼びますが……
一度、この感作が生じることによって、
「金属アレルギーはほぼ一生持続し、金属アレルギー自体が完治することはない!」
と言われています。
●その中で唾液を介在したガルバーニ電流の電位差によって、
口腔内における早期イオン化傾向の高い金属溶出が大きな問題となっています。
●早期イオン化傾向の高い金属類は、「金属パッチテスト」で検査します。
●早期イオン化傾向の高く、金属アレルギーを惹き起こしやすい金属類には、
一昔前のアマルガム充填に代表される水銀、ニッケル、スズやパラジュウム等が挙げられます。 |