● 老年代前歯部フルジルコニアまたはフルガラスセラミックスの築盛法 |
左図は築盛法を用いて完成した オールセラミックスクラウンであるが、 下のステイン法と比較してみよう。 |
非常に高度な築盛法のスキルが必要となります。
焼成後、適合、隣接面接触、咬合および形態修正を施しますが、、、
さらにクラウンの表面性状を天然歯様に整えるためには、 テキスチャーを若年期歯牙のように付与した後、 「ホワイトシリコーンホイール」や「PB」を使用し、研磨する必要があります。
つぎに「フィシャーカーバ」にて、歯頸線、露出象牙質や切端部チッピング等の天然歯にありがちなアクセントを 形態付与した後、「グレーズ焼成」を行ないます。
ここでも艶出し焼成後、必ず選択研磨を行い、最後に「ZirGloss」を用いて光沢を与えます。
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【焼成直後とホワイトシリコーンやPBを使用した研磨】
【フィシャーカーバによる歯頸線、露出象牙質や切端部チッピング等の付与】
【艶出焼成後、必ず選択研磨後、ZrGlossにて光沢を与える】
【完成されたオールセラミックスクラウン】
フルガラスセラミックスのステイン法 |
高いレベルでの天然歯の再現が可能であり、 たとえ新人であっても確実な歯型彫刻やワックスアップができれば、 3次元的表現は難しくとも、 オールセラミックスを扱うことができよう。
したがって、正確な歯型彫刻やワックスアップを習得することが非常に重要であり、、 また、それは集中的に機能と審美を探求できることに他ならない。
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● 天然歯クラックラインやヘアラインの走行 |
下の図にクラックラインやヘアラインの挿入法について模式化しました。ご供覧いただきたい。
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築盛法においては同様に構築することが望ましい。
また、ステイン法でも遠近法を用いて描記することができるのであう。
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