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● 老年代前歯部フルジルコニアまたはフルガラスセラミックスの築盛法



 

老年代前歯部築盛法によって完成したオールセラミックスクラウン

 左図は築盛法を用いて完成した

オールセラミックスクラウンであるが、

下のステイン法と比較してみよう。

 

老年代前歯築盛-マスター_3秒.gif


上記、築盛法では多色築盛を行うことで、天然歯様の層構造を3次元的に構築したものの、

非常に高度な築盛法のスキルが必要となります

 

焼成後、適合、隣接面接触、咬合および形態修正を施しますが、、、

 

さらにクラウンの表面性状を天然歯様に整えるためには、 テキスチャーを若年期歯牙のように付与した後、

「ホワイトシリコーンホイール」「PB」を使用し、研磨する必要があります。

 

つぎに「フィシャーカーバ」にて、歯頸線、露出象牙質や切端部チッピング等の天然歯にありがちなアクセントを

形態付与した後、「グレーズ焼成」を行ないます。

 

ここでも艶出し焼成後、必ず選択研磨を行い、最後に「ZirGloss」を用いて光沢を与えます。




 

 

形態修正


【焼成直後とホワイトシリコーンやPBを使用した研磨】

 

表面性状付与01

選択研磨、艶出研磨


【フィシャーカーバによる歯頸線、露出象牙質や切端部チッピング等の付与】 
【艶出焼成後、必ず選択研磨後、ZrGlossにて光沢を与える】

 

老年代前歯部築盛法によって完成したオールセラミックスクラウン

【完成されたオールセラミックスクラウン】

 




● 老年代前歯部フルジルコニアまたは

フルガラスセラミックスのステイン法


 

前歯ステイン動画解説付き.gif

弊社グロース新人の歯型彫刻 

築盛スキルが無くとも天然歯再現が可能


上記のようにステイン法では築盛法のスキルが十分で無くとも、

高いレベルでの天然歯の再現が可能であり、

たとえ新人であっても確実な歯型彫刻やワックスアップができれば、

3次元的表現は難しくとも、 オールセラミックスを扱うことができよう。

 

したがって、正確な歯型彫刻やワックスアップを習得することが非常に重要であり、、

また、それは集中的に機能と審美を探求できることに他ならない。





 






● 天然歯クラックラインやヘアラインの走行





 天然歯では、3次元的なクラックラインやヘアラインはどのような層構造になっているのだろう?

 下の図にクラックラインやヘアラインの挿入法について模式化しました。ご供覧いただきたい。


クラックライン模式図


天然歯のクラックラインやヘアラインは上の図のように、扇状に入っていることが多いことから、

築盛法においては同様に構築することが望ましい。

 

また、ステイン法でも遠近法を用いて描記することができるのであう。






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