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セラミックス・ラミネートの臨床

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● 欧米人には良く見受けられる「前歯」が後退し、虫歯による歯の着色が見受けられます(上部写真:上左右)。

そこで、鼻骨尖頭部を基準に「ノーマルでナチュラルな歯を(上部写真:下)」と言うのが

患者さんの主訴でした。




 


● この場合……

ほんの少し歯を削るだけで薄いセラミックスを製作し、接着する「セラミック・ラミネート」と言われる補綴法が応用できます。

この「最小限の侵襲」を我々は、『MI:ミニマルインターベンション(Minimal Intervention)』と呼んでいます。

上部写真 左は通常のケースで0、3〜0、5mmの薄さで天然歯の持つキャラクタライズを施したものです(耐火材埋出、直後)。

●このケースでは前歯の出具合を変更しますので、通常のものよりやや厚く製作してあります。

ただ、この「セラミック・ラミネート」のテクニックを応用することによって、スープラ・マージン(歯肉縁上の人工歯と天然歯の境界線)

にもかかわらず、マージン部は透明感を与えることが可能でよりナチュラルな歯を製作することが出来ます(上部写真 右)。


●完成した「セラミック・ラミネート」を口腔内に装着した状態(下部写真 左)と患者さん(下部写真 右)。

この笑顔は何ものにも代えがたいものです!!!

 

 

「症例担当:ドイツ Duesseldorf市開業 Dr.O.Maierhofer先生」


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