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色」を「光」を読む!
〜歯科用デジタルカメラ「EyeSpecial2」の登場〜
 


● 「ニュートン」は「色は光りそのものである」と提唱しました。

我々は「光り」そのものを分析することによって、下図のような「セラミックスで造った歯 (右上中切歯〜犬歯までのブリッジ)」を患者様へ提供することが可能となります。




 

● ただし、そのためには患者様、歯科医師の先生方の協力が不可欠になります。

こうして、「口腔内撮影用のデジタルカメラ: EYE SPECIAL 2」が開発され、やっと直接目視に近い画像が撮影可能になりました(写真下)。


これをメールで添付したり、USBカード等に入れてもらって色調分析に使用します。

 

 

● このカメラは斯界では有名な「山本 眞」先生、ミノルタ社、そして松風社の共同開発によって出来上がったものです。

これによって、写真下のように色見本を入れて様々な角度から撮影してもらえば、ほぼ間違えの少ない色調分析が出来る次第です。

 

 
 

● また、歯牙の色調は半透明の多重構造から成っています。

その構造を明度、色相、彩度による三次元的構成に分析し、置き換えるためには、
歯牙自身の構造を良く知ることや術者の経験と技術が決め手となることは言うまでもない事実です。

 


 


●そこで我々は、上記の画像からマニュアル的スケッチも行っています。我々、歯科技工士が作る歯は決して、莫大な時間を使用する芸術作品ではありません。様々な患者様がおられますものの、日常臨床の場では、多くの患者様の歯を手掛けています。

どんな患者様の歯であろうと絶対に失念しないように、口腔内画像とスケッチによる置換する材料のレシピが必要になって来るのです。

その治療部位の層構造を把握し、僅か1mm程度の空間に手作業を持って行います(写真下参照)。
これはまた、後に他の部位を作成するためにも役立つのです。

 


★ こうして多くの知識と経験、細やかな手技、そして、何よりも「高い感性」が相互に作用し合って、

完成度の高いものが出来き上がるのです。


 (◎症例担当:東京都江東区 谷沢歯科医院 谷沢和紀先生)

『◎医歯薬出版社「歯科技工」第21巻、第11号、巻頭より引用、改変』


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