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インプラント:サイドスクリュータイプ&ガルバーノテクニック


 

●前歯部インプラントに関しては、骨の量、歯茎の厚みなどから、インプラントの植立位置、機能と審美を兼ね備えること

非常に難しい。

骨の量、傾斜角にトップダウントリートメントに沿った植立を行う場合……

患者さんからの要求で骨、または歯周組織再生術を行わないと仮定すると、左上の写真のように唇側傾斜を避けること

はさらに困難性を極めます。

● これらの症例に対応するために、俗に言う「UCLA」アバットメント(カスタムに形を変えられるシステム)を使用すること

によって傾斜角度を補正することは可能です。




 

● しかし、そこにセメント合着無しの「サイドスクリュー」によって、出来上がったクラウンをネジ止めするには

『非常に精密な外冠の適合が必要です!』 …… でなければ、必ずサイドスクリューが破折してしまいます。

● そこで最も簡単に『精密な外冠』を製作するためには、『AGC ガルバーノテクニック』による

直接電鋳法を応用したセラミックス焼き付け用のコーピングの製作法が有効となります。


 

 

 

● 「ネジ切り」や「ダイス」を用いれば、サイドスクリューの径の大きさをコントロールすることも可能です。

また万が一、事故(サイドスクリューが折れる等)が起っても、口腔内にてネジ切りを行うことによって

更に径の大きなサイドスクリューを装着することも出来ます。

 

「臨床例提供:林昌二先生(神奈川県横浜市;神奈川歯科大学付属横浜クリニック
インプラント科、高度先進口腔医学講座)」


 


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