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セラモメタルレストレーションにおける
「歯科技工作業行程チェックリスト」


●前項を繰り返しますが 、、、「ドイツで前歯が痛くなって歯医者さんに行き、保険で人工の前歯(セラミックス)
を入れました」と仮定して簡単にその流れを解説しましょう。(ドイツで前歯部セラモメタル前装は国保適応内
です。) また、『保険組合からの承認』を得るためには『歯科技工所の技工料金見積書』を添えて保険組合へ
提出しなければなりません。言い換えれば、「貴方の歯はどこの誰が造るのか?」これが明確で無い限り、
保険組合からの承認は下りません。そして、この出来上がったものを保障する「チェックリスト」の義務付けも
重要です。日本でもこの「チェックリスト」を基本に、「トレーサビリティ」の明確化が謳われています。


● ドイツ『チェックリスト』のオリジナル

●ドイツでは1998年1月より「第三次医療保険法改正」が施行されて以降、一年間に多くの歯科医院の閉鎖
や歯科技工士全体の20%の失業を伴う、過去に例を見ない最も過酷なものとなったことは記述いたしました。
そして、その副産物として「医療製品規格規定法」がその年の6月に制定されました。これは医療製品の品質
管理、および、保証期間を規定し、歯科においては経済戦略的歯科補綴物需要の海外流出の抑制、そして、
その補綴物完成度の客観的評価と欠陥製品の責任分析の重要性から産まれたものなのです。

 より平たく言えば、「どこの歯科医院のどの患者さんをどこの、どの歯科技工士がどんな材料を使用して、どう
いう作業行程でどんな補綴物を製作したか?」を管理者が評価、記録し、「歯科技工作業行程のチェック・リスト」
として、歯科医師、おとび、患者さんに与えるものである。(下図は)

「メタルボンド」用のチェックリストの見本を和訳したもの

◎特別緊急レポー「続、ドイツ第3次医療保険改革を考慮する」〜“医療製品規格規定法”が歯科技工に及ぼす
影響 大畠一成/著〜 医歯薬出版株式会社「月刊/歯科技工」平成9年代25巻代12号より

●ドイツではこの改正以来、毎年のように保険制度の改訂が行われており、元の歯科黄金期が再び来ることは
可能性として皆無に近い。しかし、患者さんにとってメリットとなる制度は積極的に取り入れて行きたいものである。

★また、個々のラボの体系に適応した「チェック機構」の構築が必要であり、無理な形体は永く続くものではあり
ません。小社『GROSS』ではこのシステムを特に重要と考え、上記のものをより詳細化し、すでに約一年間『臨床』
に取り入れており、より完成度の高い『歯』を製作ための努力を行っています。



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